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いよいよやってきました、ビルウォールの工房です。辻井くんと百田くんの2人にとって憧れであるBWLのファクトリーへの初訪問。玄関先ですでに興奮気味です。そしてファクトリーに入るなり、目の前に広がる庭と壁画に圧倒!まずは内部とビル氏のガレージを見せてもらいました。 |
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中に入ると庭に大きなウォールアートがお出迎え。
(百田)
待ちに待ったBWL訪問。今まで日本でのイベントでビルには会ってましたが、こっちで会うのは初めて。少しドキドキでした。
(辻井)
僕も同じで、日本で会うのとは違った雰囲気で、緊張しましたよ。
(百田)
サンタモニカの僕たちの宿泊先から30分くらいのところに、ファクトリーがあったよね。昨日の夜はぐっすり寝たから、今日は時差ボケ解消! |
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ガレージには数々のハーレーや車が。よく雑誌などで乗っているのがコレです。実際に見るととても大きな車でした。また釣竿も置かれていて、ビル氏のライフスタイルが伺えるスペースでした。
(百田)
感動〜・・・(T_T) ファクトリーに入る前から興奮してたんですが、中を見たらもっと興奮!
(辻井)
2人とも「かっこええ〜・・・」を連発してましたね(笑) まさにカリフォルニアの人って感じで、素直にあこがれます! |
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今回ここでは、辻井くんと百田くんの2人がビルウォールレザーのマイスター研修を受けました。当日、研修を受けたのは、BWL伊勢丹のスタッフさん、栃木のウォータームーンのスタッフさん、百田、辻井の4人でした。 |
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【マイスター】
デザイナー・ビルウォール氏の代理人とも言うべき存在。ブランド「Bill Wall Leather」に関するあらゆる知識を習得したスタッフに与えられる称号。マリブのBWLの工房での研修を終了した者に与えられる。
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ここがBWLのファクトリーの内部です。シルバーアイテムの制作は1F、レザーアイテムは2Fで制作されています。
(百田)
部屋中どこを見てもBWLだらけ。BWLが大好きな僕にとって、夢のような部屋でした。見たことない特殊な工具や機械があって、何が何やら・・・終始きょろきょろしてました。
(宮本)
たくさん物が置いてあったけど、パーツのストックとかが綺麗に仕舞われてて、意外と整理整頓がきちんとされてたよね。ビルの人柄が伺えるって感じ。 |
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工房を一通り見学した後は、いよいよマイスター研修スタートです。研修はビル氏、ビル氏と一緒に働ているポール氏、ベン氏の指導のもと行われました。ポール氏はイベントで何度か日本に来ているので、ご存知の方もいらっしゃいますね。研修内容は、シルバーアクセサリーの元となるキャストの状態から最終仕上げまでの工程を習います。各項目ごとに手本を見せてもらった後、研修生たちが順に実践していきます。
*今回の研修では日数の関係で1日で一連の作業を教わりましたが、BWLの商品は非常に手間がかかっているため、1日で仕上がる商品は1つとしてありません。また、商品の作業工程には公開できない事柄もありますので、省略してご紹介します。
まずはリングにスタンプを押していく作業です。垂直に強く打たなければ刻印が歪んでしまうので、慎重に打ち込みます。ベンの丁寧な指導で、百田&辻井も見事一発で成功!しかし、曲面に刻印を施すのはとても難しく、素人が行うとどうしてもぶれてしまう難しい作業。でも、ビルはいとも簡単に刻印を打ち込んでいました。
(百田)
ビルは簡単にやっちゃうけど、この作業かなり難しいんですよ〜。さすがシルバー界の巨匠といわれるだけあるなと思いました。 |
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さて刻印が終わったところで次は溶接の作業です。CREAMでも溶接は行っていますが、ボンベを使っているので火力が断然違いました。強い火力に少し戸惑いつつ・・・しかし作業工程ははいつもCREAMで行っているのと同じなので、2人とも問題なくクリア!
(辻井)
ファクトリー内は作業が分担されていて、シルバーとレザーが別なのはもちろん、研磨や熱処理系のスペースなどもあって、必ず1つの部屋に2・3台の作業机がありました。さすがに環境が整っていて、働きやすそうな所だなと感じましたね。作業を一通りこなすビル氏だからこそ出来る環境かもしれませんね。 |
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ビルは仕事が多く、研修の合間にも熱心に仕事をこなしていました。さすが、作業風景がさまになります。とても真剣に指導してくれるので、研修生たちも口数少なく、一生懸命ビルの作業に見入っていました。
(辻井)
刻印の風景はBWLファンにはお馴染みですよね。今年もイベントでこの姿を見れることを期待しておきましょう。ビルは、どんな質問にも分かりやすく真摯に答えてくれました。なんか頼もしい兄貴って感じでした。
(百田)
空いた時間でビルが仕事をしているのを横で見ていたんですが、すごい真剣だったので声をかけるなんてとても出来ませんでした。ところがそんな僕に「モモサン、ゲンキデスカ?」と日本語で話しかけてくれて。。。気を使ってくれているのが、とっても嬉しかったです。 |
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次はポリッシュ(磨き)の作業です。研磨の機械をバフマシーンと言い、写真に写っているのは大型のもの。CREAMにもこれと同じで小型のものがあります。お店に何度か来て下さっている方はご存知ですよね。 |
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(百田)
このバフマシーンって、使っているとシルバーがすごく熱くなるんです。僕たちは普段から軍手を着用してましたが、BWLのスタッフたちは素手でした。やっぱりアメリカ人はワイルドです!
(辻井)
熱心に教えてくれたポール。僕らのペースにあわせてくれて、とても分かりやすかった。感謝! |
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ここはビルのデスク周りです。船の模型や釣竿があって、本当に海が好きな職人さんです。 |
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さて次は2Fへ上がり、レザーについてレザー職人のエリック氏に学びます。ここではレザーについての質問をしたり、レザー製品のボタン付け、財布の製作過程を習いました。エリック氏も一度イベントでCREAMに来ているので、会ったことある方もいらっしゃいますね。 |
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エリックの話を聞く2人
(辻井)
今後、ウォレットのカスタム等をどう受ければいいのかを聞くことが出来ました。おかげで、お客様に提案できるカスタムのアイデアが広がります。
(百田)
ニシキヘビの皮があって、生々しくてリアル!ちなみに僕はアリゲーター、辻井くんはシャークのウォレットを持っています(^^)>゛
(宮本)
自慢されてる!?
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ウォレットに使用される色とりどりのレザーがストックされていました。鹿やブル(水牛)、パイソン、コブラにアリゲーター、アザラシなんてものもありました。スナップボタンも数種類あり、これもカスタムオーダーできるんですよ。 |
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(辻井)
ビルやエリックと話していて感じたのが、2人とも「日本のお客様はどういうものを求めているのか?」を非常に気にしていました。アメリカでは人気があるアイテムも日本ではイマイチだったり、やはり国が違うと好みも変わってきますよね。お客様を大切にする彼らの姿勢に、僕は感動しました。
(百田)
そうだったね。僕たちが質問するのと同じように、僕たちにもそういったことを聞いていたよね。 |
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BWLの作業工程は全部で14工程あります。特に時間をかけるのがポリッシュです。タンブラーという機械を用いて行うのですが、通常のブランドの約3倍の時間を、このタンブラーを使ったポリッシュ作業に費やします。そのため、BWLの商品は他ブランドよりも光沢があり、くすみにくくなっています。 |
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さて、研修が終了したところで一連の作業の概要を習得したスタッフには、”マイスターの証書”とマイスターの証となるドッグタグが授与されます。授与された2人は、ビルと記念写真を撮り嬉しそうです。
ビルを始め、BWLファクトリーの皆さん、とてもお世話になりました。また日本でのツアーでお会いできるのを楽しみにしています!
(百田)
念願のマイスターになれて感激!研修の間がとても楽しい時間だったので、終わるのが寂しいくらいでした。
(辻井)
ファクトリーに行って初めて分かった事がたくさんあって、とても貴重な時間を過ごすことが出来ました。今まで疑問に思っていたことも解決したし、これまで以上にBWLに対する思い入れが強くなりました。BWLというブランドは、「絶対にお客様を裏切らない!」って思います! |
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**おまけ** 下の写真はビルの飼っている猫ちゃん。カリフォルニアの陽気な天気の下で、ゴロゴロ。 |
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(宮本)
久々の登場。私も刻印に挑戦!・・・と思ったけどやっぱり無理〜!ひ弱な私は指つぶれるかと思いました〜(T_T)
(辻井&百田) ひ弱・・・?
(宮本) 何!?ひ弱なの!
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